私は、メーカーの総務部門から異業種メーカーの総務部門に転職をした40代男性です。
転職前に比べ、年収がアップし、肉体的・精神的にも負担が少なくなったことから、結果として後悔のない転職だったと感じています。
この転職を大きくサポートしてくれたのが、30代以上の管理職やエグゼクティブに強い大手エージェントのJACリクルートメントです。
この記事では、 JACリクルートメントを実際に利用した体験談をご紹介します。
40代管理職で転職をためらっている人は、ぜひ参考にしてください。
■目次
JACリクルートメントの概要
まず、体験談をご紹介する前に、JACリクルートメントの概要に触れておきます。
JACリクルートメントは主に30歳以上の経験者層をターゲットとし、東証一部にも上場している大手転職エージェントです。
競合する転職エージェントとしては、リクルートエージェントやパソナキャリアなどが挙げられます。
JACリクルートメントの取り扱う業界や職種はとても幅広いですが、主に得意としているのは、エグゼクティブ・管理職層、経理・人事・総務などの管理部門、海外・国内営業といった職種です。
そのJACリクルートメントと取引している企業は約25000社といわれていて、取り扱う求人の約60%は非公開求人といわれています。
また、応募者の対応にあたるオフィスは、東京・横浜・名古屋・静岡・大阪・京都・神戸・広島と全国の主要都市にあり、600名を超えるコンサルタントが年間約6万人の転職をサポートしています。
40代管理職のJACリクルートメント体験談
ここからは、私が転職を決意し、JACリクルートメントに登録したときから入社決定に至るまでの経緯をご紹介します。
まず、なぜ転職を決意したかについてですが、転職前の会社は人間関係も良好で管理職にも昇進し、安定はしていましたが、収入などの労働条件、労働時間や就業時間などの労働環境、経営方針への不満が大きな原因です。
確かに、転職に失敗して安定した生活が崩れるかもしれないという恐怖はありましたが、好条件で転職するなら今しかないという気持ちで転職を決断しました。
大きな決断でしたが、総務という仕事柄、ある程度の転職状況や転職活動の進め方を把握していましたので、他の人に比べれば、多少不安は小さかったと思います。
次からは転職を決意してからの具体的な活動内容をご紹介します。
登録から初回面談まで
まず、私の中で転職活動を進める上で転職サイトを利用するという選択肢はありませんでした。
理由として、
・在職中であったことから、応募企業との各種調整を代わりにして欲しかった
・管理職の求人は転職サイトでは見つけづらく、公開求人ではライバルが多い
と思ったからです。
まず初めに、私は今のキャリアを活かした仕事をしたいと考えていましたので、40代で管理部門・管理職層に強い転職エージェントにターゲットを絞り、いろいろ調べた結果として、JACリクルートメントともう1社への登録を決めました。
2社とも初回の面談までの流れは基本的に同じで、いずれもサイトの登録フォームに入力すると、後日電話があり、初回面談日時を調整するという流れです。
その後、 JACリクルートメントからは面談までに履歴書と職務経歴書のアップロード、簡単なアンケートへの回答をお願いされたところまでが、初回面談までの経緯となります。
求人の選定と応募について
JACリクルートメントとの初回面談は、登録して2日後でしたが、在職中であったこともあり、夜間の面談をお願いし、対応していただきました。
面談当日までは初めての転職でさまざまな不安がありましたが、面談の第一声で「あなたのキャリアは、まさにJACリクルートメントが得意とするところなのでご安心ください」という言葉を掛けていただいたのが今でも印象に残っています。
なお、事前にアンケートや履歴書・職務経歴書をアップロードしていたこともあり、面談当日は紹介する求人をあらかじめ準備してくれていて、初回面談の日に10社ほど、その後1週間以内に10社程度の求人を紹介してくれました。
ここでポイントとなるのが、ただ闇雲に紹介されたのではなく、自分の希望に近い求人ばかりを紹介してくれた点です。
転職活動当初は、転職への不安しかありませんでしたが、総務職のニーズの高さに驚き、当初の不安はすぐに解消され、何とかなるという気持ちになれました。
その紹介していただいた求人の中から、より希望条件に近い4社に絞り、コンサルタントのアドバイスも参考にしながら、応募したのは3社です。
応募までの所要日数は、登録してから約10日ぐらいだったと思いますが、その気になれば、面談翌日に応募することも可能だと思います。
面接から採用内定までの対応
初回の面談を終え、約10日前後で3社に応募し、書類選考を通過して一次面接に進むことができたのは2社でした。
一次面接前にはコンサルタントの方が面接対策を行ってくれ、面接官の人柄や面接内容の特徴などを細かくレクチャーしてくれたのは、とても参考になったことを覚えています。
そのレクチャーのおかげもあり、一次面接から2日後に2社とも面接合格という連絡を転職エージェントからいただくことができ、そこから1週間後に最終面接というのが、登録から最終面接までのおおまかな流れです。
とにかく登録から最終面接に至るまでの流れがとてもスピーディーで、早く転職活動を終えたいと考えていた私にはとてもフィットしていました。
結局、その最終面接から約1週間後に幸い2社とも内定をいただくことができましたが、テンポが速すぎて転職への不安を忘れて活動できたのは、とても良かったと感じています。
コンサルタントの特徴
JACリクルートメントのコンサルタントは求人案件ごとに担当者が異なるケースがあります。
どのような基準で分けられているのかは定かではありませんが、私が主に連絡を取っていたのは2名のコンサルタントです。
別の転職エージェントにも登録しましたが、その転職エージェントとは異なり、コンサルタントの熱量が非常に高かったのが印象的でした。
もちろん、世間の評判は大切かもしれませんが、実際に転職エージェントに登録してみて、コンサルタントの表情や対応の速さを見てみるのが、自分に合った転職エージェントであるかを判断する一つの材料であると思います。
実際の転職活動期間
私の場合、先にも触れた通り、JACリクルートメントに登録してから最後の内定をもらうまでが約1ヵ月半でした。
実際には、登録する前に自己分析を行い、自分の進みたい道や希望する条件などを整理して、履歴書や職務経歴書に記入する時間や転職エージェントを検討する期間が約2週間ほどありましたので、おおむね2ヶ月というのが実質の転職活動期間です。
おそらく、平均より少し短い活動期間であると思いますが、この2社から内定をもらえていなかったら、あと1~2ヶ月は長くなっていたはずです。
私の場合、2社とも書類選考から内定が出るまで約1ヵ月でしたので、この1社あたりのスケジュール感は踏まえておいたほうが良いと思います。
口コミから見るJACリクルートメントの評判をご紹介
私はJACリクルートメントを通じて転職に成功しましたので、体験談では、ほぼ良い部分しかご紹介できませんでしたが、ここで他の利用者の評判や口コミについてもご紹介いたします。
私の体験談だけを参考にするのではなく、実際にJACリクルートメントを利用した他の多くの人の意見も参考にしながら、転職エージェント選びを行ってみてください。
良い評判
・スキルと希望年収に沿った幅広い職種を紹介してもらえた。
・面談でキャリアの棚卸しができ、現状を整理できた。
・希望する職種の求人件数が多かった。
・コンサルタントが親身に相談に乗ってくれる人材紹介会社。
・対応がきめ細やかで丁寧なので、 安心して相談できた。
・時間をかけて対応をしてくれる点やレジュメの添削は有益
・書類の添削など、コンサルタントの親身なアドバイスに感動。
・海外転職及び語学スキル関係の求人が豊富。
悪い評判
・コンサルタントの転職活動に関する知識不足。
・コンサルタントの強引な応募喚起。
・求人件数は多くスムーズだが、部門間の連携が取れていない。
・条件に合う求人を見つけられなかった。
・ベンチャー希望だったが、大手の求人が多かった。
・外資系は豊富だが、国内企業は他でも見つけられそうな求人のみ。
・同業界転職が方針といわれ、面談の交渉もしてもらえなかった。
・コンサルタント判断で応募不可のことも。
JACリクルートメントの利用を通じて良かった点
JACリクルートメントを利用して、特に印象に残ったのがコンサルタントの熱量の高さです。
人によっては強引な印象を持つ人もいるかもしれませんが、その熱量の高さが、応募者だけに向けられているのではなく、企業担当者にも向けられているのが良かった点だといえます。
実際、応募する企業は強く勧められましたが、それ以降の書類選考においては企業側に私自身を強く推薦してくれ、面接日時についても限られた中でうまく調整してくれました。
また、条件交渉についても面接官からは、「希望年収額を提示するのは難しいかもしれない」というコメントがあり、半ば諦めていましたが、ここでもコンサルタントが力を発揮し、ほぼ希望通りの金額を引き出してくれたことには、驚きを隠せませんでした。
私にとっては、このコンサルタントの熱量の高さが要所要所で、転職の成功をサポートしてくれたと確信しています。
応募から入社までの一環したコンサルタントの熱量の高さが、他の転職エージェントに勝るJACリクルートメントの良かった点です。
JACリクルートメントの利用を通じて悪かった点や注意点
JACリクルートメントを利用して悪かった点や注意点は、さほどありませんでしたが、強いて挙げるとするならば、求人案件ごとにコンサルタントが異なる場合がある点です。
これがJACリクルートメントのスタンダードなのかは分かりませんが、私の場合、初回面談の日に5人のコンサルタントから、代わる代わる求人の紹介を受けました。
家に帰って求人票と名刺を見比べながら、どのコンサルタントが、どの求人を紹介してくれたのかを整理しようとしましたが、なかなか思い出すことができず、コンサルタントの顔が見えにくいという印象を受けたのを覚えています。
私の場合は、最終的に2人のコンサルタントとコンタクトを取っただけで混乱はありませんでしたが、転職活動が長期化した場合には少し戸惑うかもしれません。
その企業によってコンサルタントがが分かれることで、しっかりした紹介を受けられるメリットもあります。
40代管理職の転職はJACリクルートメントがおすすめ
ここまでJACリクルートメントの体験談をご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
結論からいうと、利用して本当に良かったというのが素直な感想です。
JACリクルートメントの公式サイトを見ると、30代以上で管理職・管理部門に強いという宣伝文句が並んでいます。
正直なところ、登録までは疑心暗鬼に思っていましたが、自身の希望に沿った求人を本当にスピーディーに多く紹介してくれましたので、宣伝文句に偽りはないと実感できました。
管理職という役職を得て、不満がありながらも安定した環境を壊したくないと転職を躊躇してる人もいるかもしれませんが、せめて登録だけでもしてみて、今の自身の市場価値を知ってみるのも気分転換になるかもしれません。
そこで転職に踏み切るかどうかは、ご自身の判断になりますが、自身の市場価値を知ることは今後の糧になりますので、一度、JACリクルートメントの門を叩いてみてはいかがでしょうか。
管理人の知人SさんがJACリクルートメントを利用した体験談をお話してもらいました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。